葬儀から帰ってきた際に、体にお清めの塩を振るという事を習わしとしては知っているが、何故そうするのか等という事を良く知らないという人もいるのではないでしょうか。元々この習わしは、神式で用いられてきました。神道においては、死を穢れとして扱い、その死に関わる葬儀が終了した後に穢れを払う目的で利用されたことが始まりです。何故塩が用いられるようになったかは諸説ありますが、昔は食べ物の保存に利用されていた事や、腐らないという性質が穢れを払うにふさわしいとされたようです。